みなさんはダイエットをするときなにをしますか？
食事の回数をへらす
食事の量を極端にへらす
白米などの糖質をとらない
○○だけ食べるダイエットをする
これらは摂取カロリーを少なくすることで体重を減らしていく手法であり、何かを制限しています。
食事制限や糖質制限など、これらの○○制限ダイエットを行う人は多いです。
しかし、○○制限ダイエットは結果的に太りやすい体質を作る原因になってしまうんです。
なぜなら、人間の本能に逆らうことになるからです。
生きるために必要な欲を押さえつけてしまいます。
食欲 睡眠欲 性欲
これらは人間の３大欲求といわれ、生きるために必要な欲です。
食欲
何かを食べて栄養を補給しなければ死んでしまいます。
睡眠欲
寝ることで頭や体に休息を与えなければ死んでしまいます。
性欲
子孫を残さなければ人間は絶滅してしまいます。
行き過ぎると問題になりますが、絶対に必要な欲求なんです。
ここで取り上げたいのはもちろん食欲です。
この食欲は行き過ぎるともちろん太ります。
体に必要以上の栄養を与えしまうので脂肪として蓄えられます。
当たり前ですよね。
では、食欲を押さえつけるとどうなるでしょう？
実はこれも結果的には太ります。
知っていましたか？
「何も食べなければやせるでしょ！」
「実際、カロリー制限ダイエットで３キロやせたことある！」
という方もいると思います。
確かに、○○制限ダイエットを行えば体重は減るでしょう。
でも、○○制限ダイエットを継続し続けることはできますか？
食欲を我慢し続け、食べたいものを我慢し続け、○○だけ食べるような生活をいったいいつまで継続できるでしょうか？
多くの人は途中でやめてしまいます。
途中でやめてしまうと太りやすい体を作り上げ、どんどん太っていってしまうんです。
食欲を我慢するということは体に必要な栄養を補給しないということです。
体は生きるために必要な栄養が補給されないと「飢餓状態」に陥ります。
「飢餓状態」とはどういう状態か、ということを細胞レベルで考えてみると、いつも栄養素が送られてくるタイミングで栄養素が全く送られてこないと細胞はパニックを起こします。
パニックを起こした細胞は生きるためになんとか栄養を取ろうと必死になります。
これが「飢餓状態」です。
細胞も生きるために必死なんです。
この「飢餓状態」で次の食事を迎えると食事の栄養素を必要以上に吸収してしまいます。
このように、細胞が必要以上に栄養素を吸収することで太る原因になります。
さらに言うと、細胞が「飢餓状態」を繰り返すことで、「栄養素を必要以上に吸収すること」がクセになり、体が太りやすい体質へと変化してしまうんです。
何も食べずに生きていくことなんて人間にとっては不可能です。
だったら、毎日同じリズムで食事を取ることで太らない体質をキープした方が絶対にダイエットに繋がります。
「カロリー制限や糖質制限なしでどうやってダイエットするの？」
「結局、運動するしかないんだよね？」
もちろん、運動することも必要ですが、○○制限ダイエット以外の方法で食事によるダイエットの方法が残されているのでご安心ください。
「我慢」や「無理」のない食事法によるダイエットの方法
ダイエット中は制限しすぎない
「ダイエット中だからカロリーの高いものは絶対食べちゃダメだ」そう思い込んでいませんか？
実は、ダイエット中でも食べちゃいけないものはありません。
食べたいものを「我慢」する方がその反動でドカ食いを引き起こしてしまう原因になってしまいます。
食事で気をつけることは２つだけです。
○糖質や脂質のとりすぎを少し注意する
○食物繊維やビタミン、ミネラルを少し意識して多めにとる
あれこれ考えすぎると疲れてしまうのでこの２つだけ気をつけてみてください。
そうすると、自然に栄養バランスが整い、カロリーコントロールができるようになります。
ごはん、パン、麺類、揚げ物、スイーツ・・・etc
これらの糖質や脂質を多く含む食べ物は少しだけとりすぎを注意する。
「もう一口食べたいな」と思ったところでやめる、これだけでいいんです。
全く食べないのではなく、少し意識して食べる量を減らす。
これがポイントです。
逆に、野菜、納豆、おから、豆腐、きのこ・・・etc
これらの食物繊維やビタミン、ミネラルを含む食べ物は少し意識して多めに食べてください。
食事の最初にサラダを食べてみる。
豆腐料理を一品加えてみる。
これだけでいいんです。
たったそれだけでも栄養バランスが整い、ダイエットにつながります。
まずはこの２つだけ気をつけてみましょう。
置き換えてみる
「全く食べない」と思うとストレスがたまって辛くなります。
でも、ちょっと減らしてカロリーの低いものに置き換えるというふうに考えるとそれほど辛くないんです。
置き換えることでカロリーコントロールは容易になります。
ごはんをちょっと減らす分、豆腐やサラダを食べる。
お菓子ではなく果物を食べる。
このような少しの置き換えなら長続きできそうですよね？
頑張り屋ほど、自分を追い込んで我慢の限界を迎えてリバウンドします。
頑張りすぎなくていいんです。
ちょっと置き換えてみる。
これを実践してみましょう。
３日だけ我慢する
長年の習慣をいきなり変えることはとても難しいことです。
「毎日食べていたケーキを今日からやめる」と思うとすごく辛いですよね？
全く食べられないと思うと最初の１歩がなかなか踏み出せなくなってしまいます。
でも、「３日だけ我慢する」と考えたらどうでしょう？
なんとかやれそうな気がしませんか？
「３日過ぎればまた食べられる」と思えれば最初の１歩を踏み出すことが簡単になります。
そして、実際に３日すぎると以外にも食べないことが習慣になっていたりするんです。
習慣になってしまえば辛くなくなります。
最初のハードルを低く設定してクリアすることで自信になります。
その自信がもっと頑張ってみようという気持ちにつながって、４日、５日と我慢する日数がだんだん伸びていきます。
まずは「３日だけ我慢する」ことから始めてみましょう。
食事を少しだけカットする
体脂肪１キロは約7,200キロカロリーになります。
これは、フルマラソンを２回以上走るカロリーに相当します。
そう考えると途方もない数字に思えます。
でも、１か月で１キロやせるとすれば、３０日で割って１日２４０キロカロリー。
さらに、３食で割ると１食８０キロカロリーです。
８０キロカロリーは、ごはんで約３口分、揚げ物で１個分です。
１食でそれだけ我慢すればいいと考えると大したことありません。
１か月で１キロやせれば１年で１２キロやせられます。
無理せず１食で少しだけ我慢してコツコツ積み重ねることが大切です。
夜だけがんばる
夜は頭も体も使わないので脂肪が蓄えられやすいです。
なので、夜の食事を見直すことが大切です。
でも、無理はしないようにしましょう。
そのためには、何を食べるかと時間に注意が必要です。
夜は糖質や脂質を少なめにして食物繊維とタンパク質を中心にとるようにします。
夜頑張れば朝がきます。
朝になったらまた食べられると思うと気持ちが楽になります。
もともとないものと考える
そこに食べたいものが「ある」と思うと我慢するのが難しくなります。
この世にないものと思いこめば食べたい気持ちも不思議と抑えられます。
目の前に食べたいものがあって、それを我慢するのはとても辛いことです。
視覚的に食べたいものの情報を遮断して、もともとないものだと脳をだますことで心の負担を軽くすることができます。
最初は100グラムから
ダイエットは結果が出るまでとても辛いです。
なので、ほんのちょっとでもやせることができたら自分を肯定してあげてください。
どんなに苦労しても100グラムしかやせないこともあります。
でも、10キロや20キロやせた人でも最初は100グラムの減量から始まります。
100グラムやせたのはあなたが頑張った証拠です。
その頑張りは無駄なことではなくて、コツコツ継続することで成果はどんどん大きくなります。
なので、ほんのちょっとでもやせることができたら自分をほめてあげてください。
さいごに
ダイエットの方法は無数に存在します。
でも、最終的に効果があるのはバランスや食べ合わせを工夫して食生活を整えることです。
頑張らないと成果は出ませんが、頑張りすぎも逆効果になります。
ハードルを上げすぎず、最初の1歩を踏み出して目標に向かってコツコツと行動を継続する。
これがとても重要です。
ダイエットに成功することで人生は変わります。
もちろん、やせて見た目が変わるということもありますが、やせることができた自分に対して自信を持つことができ、心にも良い影響があります。
また、食生活のバランスが整い、健康的になって顔色も良くなります。
ダイエットは自分の幸せを手に入れるための手段にすぎません。
着たい服を着る
自分に自信を持つ
気になる異性との距離を縮める
モテたい
これらの幸せを達成することが目的であり、ダイエットが目的ではありません。
やせるために食べたいものを我慢し、ろくに食事もとらないようなダイエットをしていては、体調を崩す原因になるし顔色も悪くなって魅力的ではなくなってしまいます。
これでは本末転倒です。
正しいダイエットを行えば必ず結果はついてきます。
目標に向かって頑張りましょう！
あなたの幸せはなんですか？
それでは！
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