脂肪1kg燃焼するのに必要な消費カロリーは？正しい脂肪の落とし方！

脂肪1キロを落とす為に必要な消費カロリーは、何キロカロリーなのでしょうか？

脂肪燃焼には運動が効果的だと聞きますが、一体どれくらいの運動をしたら脂肪を燃焼できるのか、疑問に感じることはありませんか？

そこで今回は、基準となる脂肪1㎏を燃焼するために必要なカロリーと、どの運動をどれくらい行うと何キロカロリーを消費できるのか、詳しくご説明していきます。

正しい脂肪の落とし方についてもポイントをご紹介しますので、是非参考にしてください。

脂肪1kgを燃焼する消費カロリー

脂肪（体脂肪）1㎏を燃焼するのに必要な消費カロリーは7,200kcalです。

脂肪1gは9カロリーあります。

単純に考えると脂肪1㎏を燃焼するには9,000カロリーが必要と思われるかもしれませんが、これは間違いです。

人のからだに蓄積されている脂肪は「脂肪細胞」といって、約8割が純粋な脂肪で残りの約2割は水分と細胞を形成する物質になっているので、脂肪1kgを燃焼する消費カロリーは下記の計算になります。

1ヵ月で1㎏の脂肪を減らしたい場合

脂肪1㎏を燃焼するためには7,200kcalが必要だと分かりましたよね。

具体的に1ヵ月で1㎏の脂肪を減らしたい場合は、毎日240kcal消費すれば良い計算になります。

1日240kcal分を消費できれば1ヵ月で1㎏落とせることになるのです。

また、1日に摂取するカロリーを毎日240kcal分減らす方法もあります。

240kcalは大体ごはん1杯分です。

上記のように摂取カロリーよりも消費カロリーが上回る状態になれると痩せられるということになりますね。

運動別消費カロリー

それぞれの運動を60分行うと何kcal消費できるのか？

1ヶ月で1㎏を消費するためにそれぞれの運動をどれくらい行えばいいか？

その人の体重によって違いがありますが、今回は体重55㎏の場合と70㎏の場合でご説明します。

自分に近い体重を参考にしてください。

ウォーキング

ウィーキングは気軽に始められる有酸素運動で、激しい運動とは違い辛さはあまりありませんので、運動を始めるには最適といえます。

ウォーキングの消費カロリーと1kgの脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

ウォーキングを毎日60分程度行えば、1ヶ月で1kgの脂肪を燃焼できることになります。

ジョギング

ジョギングは、ウォーキングよりも少し早くランニングよりも遅く走る運動です。

会話をしながら走れる速さというと分かりやすいかもしれません。

ジョギングの消費カロリーと1kgの脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

ランニングほど疲れはありませんが、ウォーキングに比べると消費できるカロリーが多くなります。

ランニングに慣れたら、ジョギングに挑戦してみるのもおすすめですよ。

ランニング

ランニングは全身に大きな負荷をかけられる有酸素運動で、脂肪燃焼効果が高い運動です。

ペースによって消費カロリーに差がありますが、今回は１分間で130ｍほどを走る比較的ゆっくりな速さで計算しました。

ランニングの消費カロリーと1kgの脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

ランニングは消費カロリーが多い運動なので、毎日30分以下の時間で1ヶ月1kgを燃焼することができます。

ペースが上がればさらに多いカロリーを消費することができますよ。

自転車

自転車はウォーキングやランニングよりも楽にできる運動です。

普段の通勤通学、買い物など生活に取り入れやすい手軽さもあります。

自転車の消費カロリーと1kgの脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

普段バスや電車で移動している方は、自転車に変えるだけで消費カロリーを増やすことができます。

また、ジムを利用してエアロバイクで負荷をかけた運動ならさらに多いカロリーを消費することができますよ。

ヨガ

ヨガは、呼吸を意識しながらからだの緊張をほぐすエクササイズです。

女性に人気で、ダイエット目的でヨガに通っている方も多く見られます。

ヨガの消費カロリーと1kgの脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

ヨガはランニングなどに比べると辛さが少なく、カロリー消費よりもリラックス効果が高い運動のため代謝を上げてくれる効果があります。

代謝が上がることはダイエットに非常に効果的なので、消費カロリーは少なめですが続けることでダイエット効果が期待できますよ。

水泳

水泳は、水圧によって負荷がかかるので陸上での運動よりも効率よくカロリーを消費できる運動なのです。

泳ぎ方で違いがありますが、今回はクロールで46ｍを1分以内に泳ぐ場合の計算をしています。

水泳の消費カロリーと1の脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

水の中ではからだを楽に動かすことができますが、効果はランニングに匹敵するほどカロリーを消費できます。

しかし、毎日プールに通うのは大変ですよね。

そのため水泳だけにこだわらず、他の運動と合わせて行うと良いでしょう。

エアロビクス

エアロビクスは、音楽に合わせてダンスをしながらエクササイズを行う有酸素運動です。

激しい運動になりますが、スタジオで仲間と行うエアロビクスは辛さよりも楽しさを感じられます。

エアロビクスの消費カロリーと1の脂肪を燃焼するための時間は下記のとおりです。

エアロビクスは水泳やランニングと同じくらいのカロリーを消費します。

水泳と同じく毎日通うのは難しいかもしれませんが、楽しく脂肪を燃焼できるエクササイズですね。

正しい脂肪の落とし方

ここまで、脂肪を燃焼するための消費カロリーについて説明しましたが、正しく脂肪を落とすために気を付けてほしいポイントをご紹介します。

無理をせずにゆっくりと減らす

早く効果を感じたい気持ちは分かりますが、過度な運動と食事制限によって急激に脂肪を落とすと一時的に体重が減りますがすぐにリバウンドしてしまいます。

また、急いで痩せることを意識しすぎて拒食症になってしまったり、エネルギーが不足し過ぎて貧血を起こしてしまうこともあります。

運動も食事も無理をしないで適度に毎日続けられれば、脂肪が減っていくのと同意に痩せやすい体質へと変わっていきます。

正しく脂肪を落とす食事方法

健康的に脂肪を落としていくには、運動と食事が大きく関わっています。

せっかく運動を行ってカロリーを消費しても、食事によってからだに取り入れられたカロリーが多すぎると消費しきれなかったエネルギーは脂肪となって溜まっていきます。

脂肪を正しく落としたいときは、低カロリー低糖質な食事を心がけ、朝、昼、夜の3食をしっかり摂ることがおすすめです。

どれか1食を抜いてしまうと、食事と食事の間が長く空いてしまいます。

そうなると、からだがその後の食事でエネルギーを多く蓄えようとしてしまうため、脂肪が落ちにくくなってしまうのです。

朝食と昼食をしっかりと食べて夕食を控えめにするのが理想的ですよ。

まとめ

今回は、脂肪の燃焼と運動で消費できるカロリーについて詳しくご説明しました。

1㎏の脂肪を燃焼するためには7,200kcalを消費する必要がありますが、毎日少しづつ運動を継続すれば、達成できるのです。

始めから無理をせず、食事方法にも気を付けながらゆっくりと燃焼させていきましょう。