ダイエットをするうえで障害となるものに「食欲」があります。
生きていくために必要な人間の3大欲求の1つではありますが、この「食欲」のせいで現代人は肥満に悩まされてしまっています。
ついつい食べ過ぎてしまったり、チョコレートやお菓子を常備して気付くと一袋開けてしまう。
久しぶりに体重計に乗ってみると、信じられない数字が表示されて言葉を失う・・・
問題は食欲をどうにも抑えられなくなってしまうことにあり、ぼくはこれを「食欲バクダン」が爆発した状態と呼んでいます。
この「食欲バクダン」は気を付けていても爆発させてしまうことが あります。
1度爆発させてしまうと食欲がどんどん湧き上がってきて自分ではコントロール 不能になってしまいます。
ぼくもダイエット中はこの経験を何度も繰り返してしまいましたw
でも、あきらめないでください。
食べ過ぎたことを「キャンセル」してくれる魔法のような食事法があります。
それをぼくは「キャンセル食事法」と呼んでいます。
食べ過ぎちゃったなと思ったときはこのキャンセル食事法で食べ過ぎたことを 「キャンセル」してしまいましょう。
食べ過ぎの対処法「キャンセル食事法」のタイミング
キャンセル食事法のタイミングは3回あります。
それは、1その場、2翌日、3翌々日です。
その場でキャンセルする場合は 食べ合わせによるキャンセル。
翌日、翌々日にキャンセルする場合は茶碗いっぱいの野菜でキャンセル。
食べたものが脂肪に変わる前にできるだけ早めにキャンセルするのがポイントです。
夜に飲み会の予定が入っているときなどは、昼間にキャンセル食事法を実践してなかったことにしてしまいましょう。
しっかり食べることで食べ過ぎを対処!
やせ体質をつくるためにはしっかり食べることが重要になります。
やせ体質のために重要なのは食物繊維です。
食物繊維はダイエットに必要な作用をたくさん持っています。
・血糖値の上昇を抑える
・余分な脂肪やコレステロールを排出する
・お通じを良くしてやせやすい体質にする
また、食物繊維には満腹感を感じさせる働きもあるので、食いしん坊な人にはオススメです。
日頃から食物繊維をしっかりとれていれば次の食事の血糖値の上昇も抑えてくれます。
食物繊維たっぷりの食事をとることがキャンセル食事法の基本になります。
キャンセル食事法6つのポイント
食べ合わせや食べ方を工夫することで、食べすぎてしまったときのダメージを最小限に抑えることができます。
1日3食茶碗いっぱいの野菜を食べて対処
キャンセル食事法の基本は野菜です。
食物繊維のやビタミンやミネラルが豊富に含まれていて代謝を高める効果があります。
また、野菜をたっぷり食べるとお腹いっぱいになる感覚が得られるうえ、血糖値の上昇も抑えてくれるので無駄な食欲をしずめて太りやすくなるのを防いでくれます。
量の目安は朝・昼・晩に茶碗いっぱいずつです。
生野菜と温野菜の両方を取るのが理想的です。
野菜を食べる量を増やすだけでやせやすい体質に近づきます。
でも、毎日野菜を茶碗いっぱい食べるのは大変ですよね?
なので、食べ過ぎたときだけはがんばりましょう。
野菜しか食べちゃいけないというわけではありません。
でも、茶碗いっぱいの野菜を食べるとそれだけでお腹がふくれて、結果として少ない量で満足できちゃうんです。
あとは、肉・魚・卵などのタンパク質をバランスよく取り入れることがポイントです。
食べすぎた翌日こそしっかり食べて対処
「昨日食べすぎたから今日は食べないようにしよう」 と思いがちですが、そういうときこそしっかり食べましょう。
食べないと飢餓状態になり、次の食事で太りやすくなってしまいます。
食物繊維のたっぷり含まれた野菜をしっかり食べることで、食物繊維の力を借りて余分な脂肪を排出しましょう。
胃腸が疲れているなと思ったときは野菜ジュースや野菜スープでも構いません。
糖質のダメージを軽減して対処
糖質をとりすぎてしまったときは早めのキャンセルが大切です。
食物繊維、ビタミンB1、亜鉛、タンパク質を多く含むものや血糖値の上昇を防ぐ効果のあるものを食べることでダメージを軽減することができます。
また、食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があり、この2つの食物繊維を活用することでより効果的です。
「水溶性」にはネバネバしたものが多く、オクラ、モロヘイヤ、納豆、海藻などがあります。
これらは先に食べておくことで後から食べるものが胃から小腸に進むのを 遅らせる働きがあります。
糖質は小腸で消化・吸収されるので、ゆっくり運ばれることで血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。
一方、「不溶性」にはごぼう、おから、きのこ類などがあり、余分なものを早く便として体外に排出する働きがあるため、体にため込まないために必須です。
大豆製品とネバネバ食材で対処
納豆、豆腐、おから、蒸し大豆、みそ、豆乳などの大豆製品はダイエット中に特にオススメの食材です。
なかでも豆乳はお手軽なのでおすすめです。
コンビニやスーパーなどで購入しやすく、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
また、血中コレステロールを低下させ、脂質代謝を促進してくれる働きもあるんです。
豆乳は無調整のものがベストですが、飲みづらければ調整豆乳から始めてみましょう。
一方、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、もずく、めかぶなどのネバネバ食材もおすすめです。
糖質の吸収をおだやかにし、腸内環境の改善に効果があります。
さらに、腹持ちもよくなり、食欲をセーブしてくれます。
コレステロールなどの脂質の上昇を抑える働きがあるため、メタボ対策にもおすすめです。
デザートはリンゴにして対処
リンゴは食物繊維やポリフェノールを含む健康食材です。
さらに、噛みごたえがあるので満腹感を得やすく、キャンセル食事法にはぴったりです。
ただし、リンゴだけ食べるリンゴダイエットはやめましょう。
一番効果的な食べ方は食後のデザートとして食べることです。
デザートを食べてなおかつキャンセルもできれば一石二鳥ですよね。
食後の緑茶で脂肪の排出を助けて対処
緑茶に含まれるカテキンには脂質の排出を助けてくれる働きがあります。
これは、ダイエットにはとても効果的です。
また、テアニンというものも含まれていて、ストレス軽減効果やリラックス効果があります。
ダイエット中は精神的に不安定になりやすくなるため、 精神安定、イライラ対策に緑茶を飲むことは効果があります。
お茶を淹れるのが面倒という場合はペットボトルの緑茶でもOKです。
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